2021年06月29日

現場お邪魔します(田中川砂防堰堤他工事)

6月の晴れたある日、
総務部のIとMは糸魚川市小滝地域で施工していた強靭ワイヤーネットの設置工事が完了したと聞き、現場の見学に出かけました。

平成28年8月に土石流が発生し、電力施設が被災したこの場所では新設の砂防堰堤の整備が始まっていました。
今回、当社が担当したのは砂防堰堤工事の安全対策として土石流に対応する強靭ワイヤーネットの設置です。設置工事は、土砂を運び込み小滝川発電所の敷地から計画箇所まで工事用道路を設置するところから始まりました。

↓そして設置が完了した強靭ワイヤーネット(2基)がこちら↓

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近くでみるとこのように輪が連なっており、土石流発生時に石や木など大きなものだけをせき止め、リングネットとエネルギー吸収装置のブレーキリングが変形することで大きな衝撃を吸収できる仕組とのこと。

砂防堰堤が整備されると、近傍の電力施設を土石流から保全するだけでなく、小滝川流域の土砂・洪水氾濫に対する治水安全度を向上させ、保全対象である糸魚川市の安全が確保されるそうです!

工事名:田中川砂防堰堤他工事
発注者:国土交通省 北陸地方整備局 松本砂防事務所
事業名:姫川水系直轄砂防事業(田中川砂防堰堤)

posted by GOTO Staff at 15:00| 土木