S:スタッフ(聞き手)
Y:吉田さん
今回は建築部の吉田さんに聞きました。
S:まずは糸魚川市の駅北復興住宅が4月9日無事、竣功式を迎えました。お疲れさまでした!
今回は複数の会社が集まり、一つの企業体として工事を請け負うJVという形での現場でした。
工事を終えてみての率直な感想やこの建物の特徴など教えてください。
Y:大火で被災された方々の集合住宅ということで県内外からの注目度がとても高く、
その分しっかりとしたものを造らなくてはというプレシャーがありました。
この建物は大火の跡地に建築されたのですが、周囲の建物が続々と完成してくるなか、
周辺道路の舗装工事などとタイミングが重なり工事に使用できるスペースが限られていました。
そのため建設機械の重機を置くスペースや車の駐車スペースなどの確保が課題でした。
建物の特徴としては、住宅だけでなく訪問診療や交流スペースも設けられていて
住民と市民の方々のサポート拠点となることが期待されています。
木材は糸魚川産の杉が存分にいかされており、温かみがある建物になりました。

完成した駅北復興住宅
S:吉田さんは、地元の高校を卒業後、大学で建築を学び、金沢市の会社で
数年間働いた後にUターンされて後藤組に入社されました。
以前の生活と比べて糸魚川の暮らしはどうですか?
また、この仕事を志したきかっかけなど教えてください。
Y:金沢で暮らしていた時よりも、今は健康的な暮らしが送れていると思います。
向こうでの食生活はあまり健康的とは言えず、こちらに戻ってからは三食しっかりと
食事をとれることで健康的な食生活を送れています。
残業時間も前職に比べるとかなり減りましたのでその面でも地元に帰ってきて良かったです。
この仕事を志したきっかけは、父が建設会社で働いており、
小さいころから工事の現場をよく見に行かせてもらっていました。
子供心に何もない更地から建物が建っていく過程を見るのが楽しみで、
物心ついた時には自然とこの道を目指していました。
S:今後、吉田さんが目指す方向や、目標について教えてください。
Y:今回のJVの現場で改めて自分はまだまだだなぁと身に染みて感じました。
私はJVに参加するのは今回が初めてで、
右も左も分からないなか他の会社の方々に助けられ、
多くの苦労もありましたが、関係各所の方々と協力して完成を迎えることができ、
いち建築技術者として本当に良い経験を積むことができました。
一日も早く一端の技術者になり、周りの方々に助けられるばかりでなく、
自分が周りの方々を助けることができるよう頑張りたいと思います。
S:これから建築技術者を目指す方にアドバイスをお願いします!
Y:この仕事は自分ひとりでは何もできません。
発注者であるお客さんをはじめ協力会社の方々と協力して工事を進めて行くので、
工事に関わる色んな人とコミュニケーションを取らなければならず、
人との関りが一番大切です。なので人と話すことが好きな人に向いていると思います。
いま学生の方は友達、先輩、後輩だけでなく、周りの様々な人と積極的に関わり、
コミュニケーションを上手くとれるようになっておくと良いと思います。
最後に職人さんは一見すると怖そうですが、話してみると気さくで優しい人が多いですよ!(笑)

現場で測量をする吉田さん(‘ω’)ノ
次回「スタッフに聞きました!建築部の吉田さん編 そのA」へ続きます。
posted by GOTO Staff at 16:00|
スタッフに聞きました!